産後の筋力低下?ポッコリおなか。

2021年7月21日 1:10 pm

こんにちは、院長の長谷川です。

今日は、産後の腹部の筋力低下やホルモンバランスの乱れによっておこる内臓下垂について書いていきます。

すこしでもお悩みの方の参考になれば幸いです。

産後の筋力低下で骨盤底筋が働かなくなってしまうと、内臓が下に落ちてしまい以下のような様々なトラブルが起きてしまいます。

子宮脱(子宮下垂とも言います)とは、骨盤底の筋肉と靭帯が伸びて弱まり、子宮の正常な支持が失われると膣へ下垂し、症状がひどくなると膣外へ脱出します。

子宮は通常、骨盤内のさまざまな筋肉、組織、靭帯で固定されています。妊娠、出産により、一部の女性ではこれらの筋肉が衰弱します。また、加齢に伴いホルモンエストロゲンが失われることなどにより引き起こされます。
子宮脱は、女性であれば誰しもがかかる可能性があります。特に、1回以上の経腟分娩を経験した閉経後の女性はリスクが高くなります。
軽度の子宮脱は治療を必要としませんが、子宮脱により不快感が生じたり、通常の生活が妨げられたりした場合は、治療をする必要があります。


子宮脱の原因

骨盤内臓器は、骨盤底にある骨盤底筋群と呼ばれる筋肉や靭帯が支えています。子宮脱は、以下のような条件により、骨盤底筋の損傷が起こる事で、症状を引き起こします。

  • 妊娠と出産
  • 肥満
  • 加齢
  • 閉経(エストロゲン低下)
  • 便秘
  • 慢性的な関(気管支炎や喘息
  • 長時間の立ち仕事
  • 重い物を持つ仕事に就いている

この様に原因は様々ですが、特に妊娠と出産大きなリスクとなっています

症状

  • 下腹部の違和感や下垂感
  • 太ももの間にものが挟まったような違和感や不快感
  • 骨盤、腰回りの引っ張り感または重い感触
  • 頻尿や尿漏れ、尿が出にくいなどの排尿困難
  • 便秘または排便困難
  • 腰痛、骨盤痛
  • ボールの上に座っているような感覚がある
  • 歩行困難
  • 痛みやかゆみ、膣出血
  • 骨盤領域の膨満感、重苦しさまたは痛み
  • 長時間の立ち仕事後悪化
  • 午前中は何ともなりが、午後なると違和感を感じる

骨盤底筋はこの位置にあります。まさに腹部内臓を支えていますね。

骨盤底筋はインナーマッスルですので中々通常のトレーニングでは鍛えるのは難しいと言われています。

当院ではインナーマッスルトレーニングに有効な「JOYトレ」を導入しています。

産後の骨盤矯正と併用していただくと非常に効果的ですのでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

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